別冊

6月10日号

遠浅の海で泳ぎ、バイクで走ること5回。
気づいたらマイアミに戻っていた。

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海はいい
遠浅の海で泳ぎ、バイクで走ること5回。気づいたらマイアミに戻っていた。
暁のマイアミビーチ、海に2時間いた。
チャットで日本と話をしていたら、日本人はいったいなにに金と時間を使っているんだ?と不可思議な問題として気になった(上はチャット時の俺)。

街を求めて旅をして来たが、今日は海を求めて旅をするようになった。
キーウエストといっても100マイルはある。大西洋とメキシコ湾の真ん中に細い道が延々とつながっている。しかしクルーザーやヨットで遊ぶのに向いているところで海に入れる箇所は少ない。少ないがとてつもなく遠浅になっていて、陸が遠くに見えるまで歩いていける。泳ぐのもできるので、そんなところをバイクで走りながら見つけては、海にどぼんと飛び込み、またバイクで走り、また飛び込むのを5回繰り返したらマイアミに着いてしまった。マイアミビーチの方が泳ぐのが好きな者にとっては最高だ。遠浅だしビーチは散歩したりジョギングするのに適度な堅さがあって走ったり歩いたりするのが心地よいからだ。キーウエストはクルーザーと釣り、フロリダビーチは泳ぐこと、走ること、歩くこと、ねっ転がること。
マイアミビーチにヨガの人がいて、いっしょに2時間も海の中でヨガをやった。我々は大地の子、とその人が言った。ナバホの歌にも同じことがあったのを思い出してさらに不思議な感じがした。

21世紀というが海は一万年単位で変化してきた。
地球を考えるというなら人間の寿命に合わせて1世紀単位で考えるのではなく、せめて1000年単位で考えたらどうだろう?そうなると、地球が汚染されてダメになるのではなく、こんなかってなことをしている人間なんて滅んでいるような気がする。
夜9時の海は夕陽に照らされて黄金色だった。フロリダビーチは500kmもある。あすはそれをたどって、また泳ぎ、走り・・・を繰り返してみようとわくわくしている。

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