別冊

6月2日号

松本さんはまるで教習所教官みたいだ

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6月2日タンデムツーリング3日目
曇り、4,5mの風あり
バイクツーリング満足度:★★★☆☆ タンデムが楽しい、雲のショーに拍手、牧場が見え始めた。走行距離450kmくらい暑さの中ではまずまず。
インターネット満足度:★☆☆☆☆ またもや部屋の電話回線からアクセスポイントに接続できないので、これから奥の手のカウンターへいってデジタル電話を貸してもらう交渉だ。アクセス時間は肩身が狭い思いしながらだから7,8分というところでしょう。チップもはずまなきゃ。

朝はいやな雲が立ちこめていた。とうとう降られるのか、ヤバイな。
イタリアの大型バイク・ドカティに乗っている俺は雨の怖さが人一倍に思っている。なにせ降られるとブレーキをかけるとスリップ、コーナーはドリフトしながら回るとばかり思っているものだからなおさら怖いのだ。「日本のバイクは大丈夫ですよ」と松本さん。
いざ出発してみると、雨は来なかった。代りに雲が地平線までのびている道路の上にまるでスキー場のこぶ斜面のようにだんだんに並んで綺麗だった。一つの雲から次の雲間で時速70マイルで走ると約30分あった。つまり一つの雲のサイズは35マイル(50km弱)もあるのだ。そんなことしか書けない一日だった。あとはひたすら暑い、遠い、シャワーが気持ちいいの決まり文句だ。

今日の松本語録「くそー、負けないぞ!」
ヒューストンに着くと暑さ対策を講じることにした。とにかく何を着ていても暑い。ショッピングセンターをパトロールしている白バイ警官も半袖だ。

今日のショッピング目録:
・ジーンズをとうとう履くことにした。バイクにジーンズはお決まりなので避けていたが、なにせ70マイルで走ると普通のズボンではバタバタいうのと、マフラーにズボンが触れるとその熱が足に伝わりなお暑く感じるのだ。だからしかたなくジーンズ。
・3枚11ドルのTシャツと6足7ドルの白のソックス。洗うのが面倒くさい、直射日光でどうせ生地はぼろぼろになるから使い捨てしかない。厚手の靴下は蒸れるしブーツの中で靴下なんぞは3日でボロ雑巾。
・背中が開けてあるぺらぺらに薄いスポーツジム用ジャンパー。風でやっこ凧になってしまうので背中に風通しが必要なのだ。「長そでを着ていないと体力を奪われますから」と松本さん。(でも俺はTシャツだけで走りてえのにな。チェ! スポンサー直々の正統派のライダーが付き添ってちゃ、いやとは言えないよな。そういえばバイクでちょっと買い物に行くときも、面倒だからヘルメットのヒモしめないでいこうとしたら、「メットのヒモ・・・」と警告を受けた。まるで教習所教官みたいだ。
うるさいから帰ってからこっそりまた出かけた。

曇天の下、一抹の不安を抱えながら先を急ぐ。 小さくてスマン。よく見えないかも。
ていうかこれはなんなんだ?
またいろいろ買い込んじまったぜ。カミさんの視線がちょっぴりこわいぜ、まいったな。

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